タワーマンションへ住み替えたい!メリット・デメリットや確認点を解説

タワーマンションとは一般的に20階以上、高さが60mを超える超高層マンションを指しますが、マンション居住者にとって、タワーマンションは気になる存在です。

そのため、タワーマンションへ住み替えたいと思っている人も多いですが、タワーマンションに住むことにはデメリットと注意点があります。

そこで、この記事ではタワーマンションのメリット・デメリット、住み替えの際の確認点について、解説します。

タワーマンションの大きなメリットはなんでしょうか?

タワーマンションは立地や生活の利便性が確保された状態で開発されているため、快適な暮らしがしやすいという点が、大きなメリットでしょう。

タワーマンションを建築する際には、規制はありますか?

はい。タワーマンションは高層建築物となるため、構造の安全性や耐火性能、避難安全性能について審査を受け、国土交通大臣の認定を受ける必要があります。

タワーマンションへの住み替えのメリット

タワーマンションに住み替えすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

この章で詳しく解説します。

  • 利便性やステータスが高い
  • 施設やセキュリティが充実している
  • 資産価値が高い

利便性やステータスが高い

タワーマンションは単体で建築されるケースもありますが、街全体の再開発に合わせて建築されることもあります。

その場合はベッドタウンだけではなく、ビジネス街や商業施設が隣接される都市に建築されることになるため、生活の利便性は高くなるでしょう。

また、大々的に告知されることでタワーマンション自体が有名となり、内装や設備においては豪華なエントランスや高層階にあるラウンジからの眺望など、効果的に演出がされています。

つまり、タワーマンションに住むことは利便性とステータスが高いことになり、自慢できる生活となるでしょう。

施設やセキュリティが充実している

タワーマンションの価値は立地だけでなく、ホテル並みのコンシェルジュ常駐やクリーニングや宅配便の取り次ぎ、ケータリングサービスの手配といった、充実した設備にもあります。

また、フィットネスジム、ゲストルーム、コワーキングスペース兼ライブラリー・スタディールームなど、さまざまなサービスを提供する物件もあり、こういった設備はタワーマンションならではといえます。

さらに、大規模なタワーマンションであれば防犯カメラや24時間のオンラインセキュリティシステム、訪問者が訪問先のフロアにしか行けないエレベーターの認証システムのほか、ICチップ付きのカードやスマホを使ったスマートキー、顔認証システムなどが導入されています。

このように、通常のマンション暮らしや戸建て暮らしでは味わうことができない設備と、高性能なセキュリティシステムに守られているのが、タワーマンションの暮らしといえます。

資産価値が高い

タワーマンションは元々の資産価値が高く、そして下がりにくいというメリットがあります。

また、資産価値を重要視するのであれば、ステータスの高い高層階よりも低層階かつ北向き居室がおすすめです。

なぜなら、低層階で北向きの物件はタワーマンション特有の気温上昇や揺れといった問題が起きにくく、タワーマンション暮らしを求めていない人にも人気の部屋だからです。

そのため、タワーマンションへの住み替えを検討する場合には、資産価値とステータスのバランスを取るようにしましょう。

タワーマンションへの住み替えのデメリット

住み替え先として人気が高く、設計段階で満室となることも多いタワーマンションですが、デメリットもあります。

そのため、前述したメリットと合わせてデメリットもチェックし、後悔のない住み替えにしましょう。

  • ランニングコストが高い
  • 高層階の環境
  • 売りづらい

ランニングコストが高い

タワーマンションにある設備やセキュリティシステム、サービスは管理修繕費によって維持管理されています。

つまり、他のマンションでは味わえない暮らしができるタワーマンションは、維持管理費が高くなるでしょう。

以下の表は、マンションの建築階層ごとの管理費平均となりますが、高層マンションであるタワーマンションは、最も管理費が高くなることが分かります。

マンションの規模1住戸当たりの管理費平均/月
全体16,213円
3階建て以下14,965円
4~5階建て16,892円
6~10階建て15,307円
11~19階建て16,155円
20階建て以上25,069円

参考:平成 30 年度マンション総合調査結果からみたマンション居住と管理の現状

高層階の環境

高層階の生活は日当たりと眺望が良い反面、日照時間が長すぎるため室温が上がりやすいです。

また、高層階から戸外にでるのが億劫で、運動不足になりがちになる、という調査結果もあります。

さらには、風水では高層階は凶相と言われており、子育てに向いていない階層です。

このように、タワーマンションでの高層階生活は良い面と悪い面があるため、十分に検討する必要があるでしょう。

売りづらい

タワーマンションは人気の不動産である一方、一度住んだ後に中古マンションとして売却することは、難しいとされています。

なぜなら、中古マンションであっても価格は高くなる傾向があり、低価格物件を探している中古マンションユーザーと相性が悪いからです。

さらに、もともと同じタワーマンションを購入しようと検討していた人であっても、一度住んだ家は検討から外れやすいといえます。

これ以外にも、台風や地震といった自然災害に弱いという点もあるため、このことからもタワーマンションは売りづらいというデメリットがあります。

そのため、リセールバリューを考えるなら、前述のように北向き・低層階を選んでおくのがよいでしょう。

タワーマンションへの住み替えの際の確認点

この章では、タワーマンションへの住み替えの際の確認点について、解説します。

住み替えで後悔しないためにも、この章で解説する「サービスの内容」、「施設や設備の内容」、「災害対策の内容」というポイントは、しっかりチェックしましょう。

  • サービスの内容
  • 施設や設備の内容
  • 災害対策の内容

サービスの内容

サービス面でチェックすべき内容は、コンシェルジュのサービス内容と滞在時間です。

高い管理費を支払って有効活用できる内容と時間帯かどうかをチェックし、費用対効果を検証することがポイントです。

なお、一般的なコンシェルジュのサービス内容は、次の通りです。

  • クリーニングの取り次
  • 宅配の発送・受け取り
  • タクシー手配
  • 設備故障時の応対
  • レンタカー手配
  • 共用施設の管理

上記以外にも、規定されていない細かな要望に対応してくれるかどうかをチェックしましょう。

施設や設備の内容

管理費は上記のコンシェルジュ以外にも、施設や設備の維持管理にも割り当てられています。

そのため、次に挙げる施設や設備をチェックし、充実した内容かどうかを確認しましょう。

  • ラウンジ
  • フィットネス・プール
  • 読書スペース
  • 茶室
  • 自習室
  • 展望室
  • キッズルーム
  • 宿泊スペース
  • エレベーターの数(100戸に1基以上)

災害対策の内容

タワーマンションは災害に弱いというデメリットがあるため、どのような対策をしているのかは重要なポイントだといえます。

災害については、事前に地震や洪水のハザードマップでタワーマンションの位置が該当しているかを確認できますが、タワーマンションの管理規約や使用細則に、地震対策と防災マニュアルの有無があるかを調べることも重要です。

たとえばマンションの地震対策として、「免震」、「耐震」、「制振」のどの構造かを知ることで、「揺れない構造」なのか「揺れることでマンションを守る構造」なのかを把握できます。

これにより、地震発生時の対応方法は変わるでしょう。

また、防災用の倉庫の有無や非常時の防災マニュアルがあることで、避難時の設備使用についてあらかじめチェックすることができます。

こうした災害対策は人命に直結するため、最重要のポイントといえます。

タワーマンションへの住み替えに関するまとめ

タワーマンションは通常のマンションよりも立地や設備、サービスが良いため、人気のマンションです。

一方、タワーマンションならではのデメリットもあるため、階層や部屋の向きを慎重に検討した上で判断しましょう。

タワーマンションの管理費や修繕積立はなぜ高いのでしょうか?

タワーマンションは他のマンションと差別化するために、豪華な施設や設備、サービスが搭載されています。
これらの維持管理をするために、管理費が高くなっています。

子どもは低層階で育てるのがいい?

子育てをするのであれば、戸外にでやすく、自然になじみやすい低層階がおすすめです。

ベランダの使用に規制はありますか?

タワーマンションのベランダはステータスを維持するという意味で、洗濯物が干せないルールなどになっていることがあります。
このように、タワーマンションによって独自の使用細則が規定されていることがあるので、あらかじめ内容をチェックしましょう。

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