マンションの買取業者とは？ 選び方やおすすめの企業、利用するときの流れ、注意点などを解説！

「マンションの買取業者はどうやって選べばいい？」

「おすすめのマンションの買取業者はある？」

マンションを売却するときの選択肢としてマンションの買取業者を利用する方法があります。ほかにもマンションを売却する方法があるので、仕組みやメリット・デメリットなどを把握しておくことが重要です。また、買取業者ごとに特徴や強み、評判も異なってくるため、選び方や注意点を知っておく必要もあります。

今回は、マンションの買取業者の概要をはじめ、選び方や注意点、気になる疑問などについて解説します。おすすめの買取業者もピックアップしていますので、気になった業者があれば問い合わせてみてください。

マンションの買取業者はたくさんあり、どこを選べばよいか迷っています。選ぶときのポイントはありますか？

まずは買取エリアや得意としている物件の種類をチェックしましょう。その後、買取実績や取引件数、顧客満足度なども確認していきます。会社の信頼性だけでなく、実際に担当してくれるアドバイザーの質も見落としなく確認してください。

マンションの買取業者とは？

マンションの買取りを成功させるには、売却の仕組みから理解しておく必要がありますよね。まずは買取業者のビジネスモデルや種類、仲介との違い、利用するメリット・デメリットなどから解説します。

買取業者のビジネスモデル

出典：マンションの売却には買取業者と仲介業者、どちらを選ぶべき？ | すむたすマガジン

マンションの買取業者とは、売主から購入したマンションをリノベーションして再販あるいは賃貸に出すことで利益を出す業者です。買取再販業者と呼ばれるケースもあります。

物件を買取りしてもらったあとに買主や借主を見つけるビジネスモデルなので、買主や借主のことを気にする必要はありません。単純に買取業者の審査を通れば、物件を売却して購入代金を支払ってもらえます。

買取業者の種類

買取業者にはさまざまな種類があり、おおまかに直接買取をメインに行っている会社と、一部だけ直接買取りに対応している仲介業者が存在しています。

さらに細かく見ると、マンションデベロッパー系や建設会社系の買取業者もいれば、東証一部上場の業者や非上場の老舗業者などもいます。

それぞれの業者の強みを見極めて依頼するのが一般的な流れです。

仲介業者との違い

マンションの売却を依頼できるのは買取業者だけではなく、仲介業者にも依頼できます。

仲介業者とは、売主から販売を依頼されたマンションを広告して購入希望者に売却する業者です。仲介の文字通り、売主と買主の間に入って売却を進めます。

買取業者と違って買主が見つかるまで売却できません。人気のないマンションだと売れ残ってしまうリスクがあります。その点、買取保証に対応している業者だと最終的に決められた価格で買取りしてもらえるケースもあります。

ただし、仲介業者の売却活動が不十分だと、本来よりも安い価格でマンションを手放すことになりかねません。

買取業者を利用するメリット

買取業者の場合は仲介手数料が発生しません。マンションの売却価格によっては、仲介手数料が100万円ほどかかるケースもあるので、膨大な費用を節約できる可能性があります。

リノベーションを前提としているので、多少条件が悪くても買取りしてもらいやすいです。

そのほか、販売活動がないことから最短1日で契約から現金化を完了できることもあります。

買取業者を利用するデメリット

買取業者は市場でマンションを販売・賃貸する前に売主から購入するため、競争効果が働きにくいです。また、リノベーションをする費用も考慮されるので、市場価格よりも査定額が低くなってしまいがちです。

ただ、買取業者ごとに平均買取価格を公開しているケースもあります。平均買取価格が高い業者を比較して選べば、高価買取を実現させることも不可能ではないでしょう。

マンションの買取業者の選び方

マンションの買取業者はたくさん存在していることから、どこを選べばよいのか迷ってしまいがちですよね。ここでは、マンションの買取業者の選び方を解説します。

選び方1．買取エリア

マンションの買取業者はすべてのエリアで物件を買取りしているわけではありません。

したがって、買取業者を選ぶときは買取りエリアに着目するのが前提です。

たとえば、東京・千葉・神奈川・埼玉を中心として、全国の主要都市に対応している買取業者が存在しています。

基本的に業者として営業・販売活動ができるエリアの物件であれば対応してもらえます。

買取業者のホームページのよくある質問などのコーナーで記載されていることがあるので、査定を申し込む前にチェックしましょう。

ただ、エリア外であっても対応してもらえる場合もあります。エリア外の場合であっても、念のため買取業者に確認をしたほうが無難です。

選び方2．得意な物件の種別

一般的に買取業者はマンションだけでなく、戸建てや土地などの不動産の買取りも受け付けています。

たとえば、戸建ての買取りをメインとしている会社に査定を依頼してしまうと、マンションの買取りのノウハウが少なく、査定額が下がってしまう可能性も想定できます。

したがって、できるだけマンションの買取りに特化した買取業者を探すことが大切です。

マンションの買取りに特化しているかどうかは、業者の公式ホームページを少し見ただけではわかりづらいこともあります。代表者のメッセージでは、過去の実績が細かく記載される傾向があるので、トップメッセージのコーナーを確認するとよいでしょう。

そのほか、ゴミ屋敷や事故物件など、訳アリ物件に特化した買取業者もあります。

買取業者を選ぶときは得意としている物件をリサーチして選びましょう。

選び方3．リースバックサービス

買取りの必要があるけれど引っ越しの時期に不安がある方は、リースバックサービスに対応した買取り業者を選びましょう。

リースバックサービスとは、所有しているマンションを買取りしてもらったあとに、あらかじめ取り決めた期間であれば賃貸で住み続けられるサービスです。

引っ越し先を探す労力がかからないほか、引っ越し費用も発生しません。将来的に売却した自宅を再度購入することも可能です。

不動産を現金化したいけれど引っ越しができない場合や、子どもの学校の関係で引っ越しができない場合などに役立ちます。

選び方4．買取実績

買取業者によってマンションの買取基準が異なります。相談して断られてしまうのも手間がかかってしまいますよね。

そこで着目したいのがマンションの買取実績です。

マンションの所在地や専有面積、築年月、アクセス環境などを確認できます。

似たようなマンションの事例があれば安心して相談できるでしょう。

買取りしたマンションの事例を公開している買取業者もあるので、ホームページでチェックしてみてください。

選び方5．取引件数・満足度・営業歴

買取業者の公式ホームページでは、取引件数や満足度などが公開されていることもあります。

たとえば、年間の不動産取引件数や、アンケートで再び利用をしたいと回答した方の割合などです。

実績が豊富で、顧客満足度が高ければ、安心して依頼できるでしょう。

ただし、営業歴が浅い企業だと、買取りのノウハウが少なくなってしまうリスクがあります。直近で高値で買取りした実績があったとしても、継続して高価買取が期待できるとは限りません。

買取りで失敗しないようにするためには、堅実に営業歴を積み重ねてきた買取業者を選ぶことも重要です。

選び方6．アドバイザー

マンションの買取りでは、担当するアドバイザーによっても対応が変わってきます。

たとえば、相場に対する理解や査定価格の提示スピード、説明の丁寧さ、面倒見のよさなどです。

信頼できるアドバイザーと出会うことができれば、マンションの買取りが成功する可能性も高まるでしょう。

信頼できるアドバイザーを見つけるための指標が専門資格です。たとえば、宅建士の資格がよい例でしょう。

買取業者を選ぶときは、アドバイザーの資格についてもチェックしてみてください。

マンションのおすすめ買取業者

マンションの買取業者はたくさん存在していることから、どこを選ぶべきか迷ってしまう方もいるでしょう。引き続き、信頼して依頼できるおすすめの買取業者をご紹介します。

会社概要や口コミなども紹介しているので、各社を比較して自分に適した買取業者を選んでみてください。

家プロ

家プロは、30年にわたる買取実績を築き上げてきた買取業者です。

クローズドなSNS顧客データから独自の分析で購入意欲の高い顧客を抽出しており、一括査定よりも平均15%高く売却できます。

最短1日で現金化できるので、すぐにでもマンションを売却してお金を用意したい方にもおすすめです。

マンション買取アドバイザーが専任で対応しているのも特徴です。スムーズに買取りを検討しやすいように、査定金額については出し惜しみもしません。宅建士の資格も保持しているので、買取りに関する不安を事前に解消できます。

顧客満足度は92%となっており、接客の質が高い点にも強みがあります。わずらわしい営業電話も行っていないため、マンションの買取りが初めても安心して売却を進めていけるでしょう。

事故物件や法的瑕疵物件、訳アリ物件などにも対応しています。他社で買取りを断られてしまった場合の相談先としても検討しやすいです。

会社情報

家プロ –

ie-pro.com

大成有楽不動産販売

大成有楽不動産販売は、大成建設グループに属してマンションの販売代理事業を行っている買取業者です。

大成有楽不動産販売では、同社センターの主要エリア内で個人の居住用マンションを直接買取りしています。買取基準は、面積は50m²以上かつ2LDK以上です。

直接買取りしてもらったあとに一定期間住めるリースバックサービスを提供しているのも特徴です。すぐに引っ越せない方も買取りを検討しやすいでしょう。

会社情報

長谷工リアルエステート

長谷工リアルエステートは、長谷工グループでリノベーション事業を中心に展開しているマンションの買取業者です。

長谷工グループはマンション建設No.1の実績があることから、マンションの査定についても信頼できるでしょう。

相談してから最短1週間で買取りをしてもらえます。室内状況については一切不問で買取りしてくれるため、マンションの引き渡すときの負担も少ないです。

スムーズな買取りを重視する方におすすめできます。

会社情報

東急リバブル

東急リバブルは、創立50周年を迎えた歴史の古い買取業者です。業界の先駆けとなる独自サービスや新たな事業を創出するなどして不動産流通業界の発展に貢献してきました。

スピードAI査定に対応しており、マンションを登録するだけで査定を受けられます。電話番号も不要なので、営業電話を受ける心配もありません。

ひとまずマンションの価値だけでも知りたい方におすすめです。

会社情報

東京テアトル

東京テアトルは、東証上場企業として信頼と実績を積み上げてきた買取業者です。2022年5月時点で累計買取実績が2,338件となっています。

築古物件や郊外遠隔地の物件、エレベーター無しの物件、大幅なリフォームが必要な物件など、一般的に売りづらい物件でも積極的に買取りしています。

また、リフォーム工事をグループ会社で継続的に大量発注する体制をとっているのも特徴です。住宅設備機器や施工費といったリフォーム費用を削減することで、高価買取を実現しやすくなっています。

会社情報

オークラヤ住宅

オークラヤ住宅は、首都圏でマンションの売買やリノベーション事業にいち早く取り組んできた買取業者です。

マンションに特化していることから、スピーディーな調査と回答が期待できます。スムーズに取り引きしたい方に適しているでしょう。

訪問査定時には1,000円分のQUOカードをプレゼントしており、査定を受けるだけで得をする仕組みも魅力的です。

来店や訪問が不要なオンライン相談も受け付けています。忙しくて相談が後回しになっている方におすすめです。

会社情報

マンションの買取業者を利用するときの流れ

ここまでマンションの買取業者をご紹介しました。依頼してみたいと思える買取業者を見つけていただけたのではないでしょうか。引き続き、マンションの買取業者を利用するときの流れについて解説します。

ステップ1．申し込み

マンションの買取業者を利用するときは、公式ホームページの専用フォーマットから必要な情報を入力して、相談・調査・査定を申し込みます。

専用フォーマット以外に電話で申し込むことも可能です。電話の場合は、早朝や夕方以降に対応していないケースがあるので、営業時間や定休日を確認しておく必要があります。なお、査定は無料で対応してもらえるため、気軽に申し込みやすいです。

ステップ2．相談

買取業者は、買取りに関してさまざまな観点から質問に答えてくれます。

よくある相談内容は下記の通りです。

• 汚れた壁紙を取り替えする必要性
• 買取査定の内容
• 古い物件の買取可否
• 買取りで発生する費用
• 買取後の税金

買取りの際に不安なことがあれば、調査・査定の前に解消しておきましょう。

ステップ3．調査・査定

担当者がマンションを訪問して室内状況や周辺環境などを調査して物件を査定をします。

査定の時間は売主の都合に合わせてくれるのが一般的です。

現地の調査・査定も1度で済む場合が多く、近隣の方に知られるリスクも低くなっています。

ステップ4．購入条件の合意と契約の締結

調査してから後日、現地調査や市場価格などの情報をもとに、正式な買取価格を提示してもらえまえます。

価格や契約不適合責任の有無、引き渡しのスケジュールなどを確認して問題がなければ、買取業者との間で契約を締結します。契約書にそって契約内容を読み進めて、不明点があれば担当者に質問をしましょう。

契約の締結にあたって、印鑑や本人確認書類など必要なものは、担当者が案内してくれます。

ステップ5．買取金額の支払い

買取契約が締結されると、買取業者から買取価格がまとめて振り込まれます。契約締結時に手付金が支払われる場合は差額が振り込まれる仕組みです。なお、手付金は買取価格の5～10%ほどが目安となっています。

振込みのタイミングは、売主の希望によって調整してもらえる場合もあります。すぐにでも現金が欲しい場合は、契約締結時に買取価格を振り込んでもらえるケースもあるようです。詳細は契約担当者に確認してみましょう。

ステップ6．引き渡し

支払いが完了したらマンションを引き渡します。引き渡しまでの期間は、目安として契約から1か月ほどです。

引き渡しまでに、引っ越しや電気・ガス・水道の変更届、管理会社への連絡などを済ませておきましょう。

「買取業者を利用するときの流れがよくわかりました。ひとまず気になった買取業者を見つけたら簡易査定をお願いしてみることにします。」

「買取業者によって買取りの流れや準備が異なる可能性もあります。担当者の方に詳細を確認してみてください。」

マンションの買取業者に査定を依頼するときに必要な情報

マンションの買取業者に査定を依頼するときに必要な情報は下記の通りです。

物件の所在地に関しては郵便番号からマンション名、部屋番号まで必要です。物件の面積に関して土地面積は必要ありません。

問い合わせ内容に関しては、「買取りについて相談」「買取査定価格が知りたい」「机上査定を受けたい」などの希望を伝えましょう。

マンションの買取業者を利用するときの注意点

買取業者の選び方を間違えてしまうと、マンションの買取に失敗してしまうリスクが高まります。マンションの買取業者を利用するときの注意点を解説します。

注意点1．取引実績に仲介が含まれている

マンションの買取業者を選ぶときは、ホームページで取引実績を確認することが重要だとお伝えしました。

ただ、買取業者の中には仲介を行っている業者も存在していることから、取引件数に仲介の件数が含まれていることがあります。

たとえば、「年間の売買仲介取扱件数〇〇」とあれば、買取り以外の実績が含まれているかもしれません。

仮に仲介の実績よりも買取りの実績が少なければ、期待した結果が得られないこともあり得るでしょう。少しでも買取業者の実績に不安があれば、買取だけを専門としている業者を選ぶことも検討してみてください。

注意点2．悪徳業者を見極める

悪徳業者に出会ってしまうと、業者の利益を優先されてしまい、安く買取りされてしまう恐れがあります。買取業者を利用するときは、口コミを確認して悪い評判がないかどうか、必ず確認しておきましょう。

また、買取業者からマンションを買い取らせてほしいと、電話やメールが来て詐欺に遭遇するリスクもあります。

マンションを知らないところで転売されてしまうケースがあるので注意が必要です。

大手の買取業者や公的機関の名前を悪用して営業してくる場合も想定されます。知名度やブランドに惑わされず、自分で信頼できる買取業者を見極めて探しましょう。

マンションの買取業者を検討するときに気になるQ&A

マンションの買取業者を検討するときは、よくわからないことも多く、さまざまな疑問が発生してしまいがちです。マンションの買取業者を検討するときに気になる疑問についてQ&A形式で回答します。

Q1．査定を依頼すると必ず売却しなければならない？

A1．必ず売却する必要はありません。
査定を受けた場合は、提示された査定価格をもとに売却を判断します。あくまで売却するかどうかの判断は売主に委ねられているため、必ず売却する必要はありません。
査定を契機として売主の計画や事情もヒアリングしてもらい、アドバイスも受けられます。将来的に売却を考えている場合は、気軽に査定を依頼してみるとよいでしょう。

Q2．遠方に住んでいても利用できる？

A2．遠方に住んでいても利用できる場合があります。
最低限の訪問は必要ですが、何度も遠出をしなくて済むように対応してもらえる場合があります。
遠方のマンションを売りたい場合も担当者に相談してみましょう。

Q3．どれくらい古いマンションでも買取りしてもらえる？

A3．平均で築30年以上の物件を買い取っている業者も存在しています。
古いマンションだと、汚れだけでなく故障箇所が気になってしまいがちです。しかし、マンションに不具合があっても、修理なしで買い取ってもらえる場合があります。
古いマンションだからといって買取りを諦める必要はありません。積極的に買取業者に売却の相談をしてみましょう。

まとめ

今回は、マンションの買取業者のビジネスモデルや利用するメリット・デメリットをおさらいしつつ、選び方やおすすめの業者をご紹介しました。

マンションの買取業者は、売主から購入した物件をリノベーションしたあと、再販・賃貸によって収益を得ています。

買取業者に依頼すれば、仲介と違って買主を見つける必要がなく、スムーズにマンションを売却できます。

買取業者を選ぶときは、買取エリアや得意な物件の種別、買取実績などに着目しましょう。悪質な業者を回避するために、顧客満足度や口コミなどを確認することも重要です。

会社の知名度が高ければ、安心して依頼できるように思えるかもしれません。しかし、アドバイザーの質が悪ければ、接客で嫌な思いをしたり、買取りに失敗したりするリスクが高まります。

買取業者と仲介業者の違いをよく理解できました。できるだけ早くマンションを売却したいので、買取業者に依頼してみたいと思います。

買取業者によって接客の質や現金化のスピードなども変わってきます。買取業者の強みを理解したうえで依頼先を検討してみてください。

家プロなら、最短1週間でマンションを売却し、現金化できます。

また、宅建資格等の資格保有者である専任の「買取アドバイザー」が、税金・法律・売却価格の面で最適な売却を提案するので、納得のうえでスピーディーにマンションを売却可能です。

さらに、18年間の不動産買取で培った独自の販売網があるので、他社よりも平均して15%高値での売却を実現しています。

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